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人工膝単顆置換術

Unicompartmental Knee Arthroplasty

人工膝単顆置換術(UKA)

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人工膝関節置換術には、膝関節の全体を置き換える人工膝関節全置換術(TKA)に対し、人工膝単顆置換術(UKA)という悪くなった骨の内側部分、もしくは外側部分のみを人工関節に置き換える手術法もあります。膝関節の片側が傷んで軟骨のみがすり減っていて反対側のすり減りが少ない場合など、痛みの進行が比較的初期の方が対象になります。歯の治療に例えると、『人工膝関節全置換術は総入れ歯』『人工膝単顆置換術は部分入れ歯』となります。

人工膝単顆置換術のメリット

人工膝単顆置換術は、全置換術と比べて手術の傷跡が小さく、低侵襲のため骨の切除量が少なく出血も少なくてすみます。さらに手術後の腫れも軽くなります。また、軟骨が損傷している部分のみをインプラントで置換し、損傷していない軟骨や膝関節内の前十字靱帯と後十字靱帯を温存することができるなど、身体への負担も軽くなり、手術後のスムーズなリハビリテーションや早期の回復が期待できます。しかし、膝関節の複数個所が損傷している場合には、TKAの適応となります。

人工膝単顆置換術の適応の目安

  • 関節の拘縮が少なく膝をしっかり伸ばす事ができる。

  • O脚やX脚の程度が軽い。

  • 膝の内側部分、もしくは外側部分のみが損傷、痛みがある。

  • 関節リウマチではない。

  • 膝の靭帯には異常がなくしっかりしている。

人工膝単顆置換術の手術

膝を約6cm程度縦に切開します。傷んで変形した膝関節の骨の内側部分、もしくは外側部分の表面を手術器械によって取り除きます。その後、大腿骨・脛骨に金属で出来たインプラントを骨セメントなどで固定し、軟骨の役割をする高分子ポリエチレンで出来たインプラントを挿入、正常な膝関節に近い滑らかな動きを再現し、膝関節の障害による痛みを改善します。

​麻酔

全身麻酔にて手術を行う為、寝ている間に手術が終わります

入院期間

約10日~2週間

手術時間

傷を縫合して閉じるまで約30​~45分程度

合併症

・全身麻酔に関わる合併症

・感染症

・血栓症、血管損傷

・人工膝関節のゆるみ、破損

・転倒などによる骨折、脱臼