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人工膝関節全置換術
人工膝関節全置換術(TKA)
変形性関節症や関節リウマチによって膝関節の変形破壊が進み、非常に強い痛みにより日常生活が制限され、歩けなくなった時の有効な手術法の一つです。傷んで変形した膝関節の表面を取り除いて、膝関節が滑らかに動くよう工夫された金属や、軟骨の代わりとなるポリエチレンなどでできた人工関節に置き換えます。
人工膝関節全置換術のメリット
人工膝関節全置換術の最大のメリットは膝の痛みが取れ、安定して動くようになることです。旅行や運動を楽しむことができ、QOL(生活の質)が向上します。また、O脚やX脚のような変形や拘縮などが解消され足が真っ直ぐ伸びるようになるというメリットもあります。
人工膝関節全置換術の手術
膝を約10cm程度縦に切開します。傷んで変形した膝関節の表面を手術器械によって取り除きます。その後、大腿骨・脛骨に金属やセラミックで出来たインプラントを骨セメントなどで固定します。軟骨の役割をする高分子ポリエチレンで出来たインプラントを挿入し、正常な膝関節に近い滑らかな動きを再現し、膝関節の障害による痛みの改善、O脚・X脚などの下肢全体のバランスを改善します。
麻酔
全身麻酔にて手術を行う為、寝ている間に手術が終わります
入院期間
約10日~2週間
手術時間
傷を縫合して閉じるまで約30~45分程度
合併症
・全身麻酔に関わる合併症
・感染症
・血栓症、血管損傷
・神経損傷、血管損傷
・人工膝関節のゆるみ、破損
・転倒などによる骨折、脱臼
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